アライメント調整
Price:¥39,600
製品詳細
たとえ車種やグレード、使用タイヤ、サスペンションが同じでも、走らせ方や用途などによってそれぞれのクルマが異なるアライメントを要求します。
HEICO SPORTIV JAPANではそれぞれのクルマに合わせたアライメント調整を行います。僅かなアライメントの違いでもクルマの特性が大きく変わることをきっと感じ取っていただけるでしょう。
アライメント調整について
ホイールアライメント調整は人間の体で例えると整体のようなものです。背骨がずれたり曲がったりしていると骨盤が曲がり、それを修正しようとして筋肉が収縮して筋肉痛が発生したり、骨盤が曲がることで左右の足の長さがずれて歩き方がおかしくなり、靴底が片減りしたりします。
クルマのアライメントを正しく行うことで思いもよらない部分への様々なストレスがなくなり、クルマが無理なくスムーズに走れるようになるのです。
一般的にホイールアライメントがずれているとハンドルが左右に取られるといったことはよく認識されているようですが、実際にはそれ以上に様々な弊害が起こり得るのです。
具体的にアライメントがずれたボルボでよく発生する症状としては以下のようなものがあります。
・段差を通過する際に底突き感が強くなるなど、乗り心地の悪化
・段差を乗り越えた時のサスペンションの収まりが悪くなる(反復する縦ゆれ)
・燃費の悪化、タイヤの偏磨耗(タイヤの寿命を著しく変えてしまう)
・高速で直進走行時にステアリングセンターがはっきりせず、ふらふらする。
直進走行時に少しステアリングを左右どちらかに押さえていないと直進しない。
・コーナリング中に道路の継ぎ目などを乗り越えた際に、リアが少し横にずれるような動きがある(特にAWDモデルに多い)
また、極端にアライメントのずれたままクルマを長期にわたり走らせた場合、車体にストレスがかかり、インテリア、ドアなどのきしみ音の発生、車体剛性の低下などを引き起こす可能性もあるのです。
ダンパーが寿命?
約20000キロ走られたV70のオーナーの方から、「少しの段差を通過してもフロントがフワフワして落ち着かなくなった。多分フロントダンパーが抜けているので交換したい。」との相談がありました。しかしアライメント調整だけでこの症状は治まり、余分な出費を抑えられました。
ハの字を切っているのにタイヤの外側が片減りする?
ネガティブキャンバーのついている(前後方向から見てタイヤがハの字になっている)クルマでもタイヤの外側が偏磨耗することがあります。トーがずれているとこのような症状がみられます。言い換えればネガティブキャンバーがついていて、いかにも内減りしそうなクルマでも正しいアライメントセッティングがとれていると偏磨耗しないということです。
同じ車種、タイヤでも最適なアライメントデータは同じではない
たとえ同じ車種、グレード、タイヤ、サスペンションを装着したクルマでもアライメントデータは同じとは限りません。ユーザーの方の走り方や体重、荷物を多く積むか積まないかで意外なほど差が出てくるからです。
また、上記のような同じ仕様のクルマであっても個体差で車高が必ず違います。車高の違いはアライメントの相違に直結しているので、個々のクルマによってデータは異なって当然ということになります。
タイヤ銘柄によってもクルマは異なるアライメントを要求します。
アライメントで燃費は変わる?
アライメントがずれた状態というのはタイヤがスムーズに回らず、極端な言い方をするとタイヤを路面にこすり付けて引きずりながら走っているようなものです。タイヤの偏磨耗が起これば、ブレーキをかけながら走っているようなものなので、燃費が悪くなるのも当然です。
実際にV70 T5のアライメント調整前と調整後で、高速走行(時速100km/h)の燃費が10km/Lから12.5km/Lに向上しました。
アライメントはすぐ崩れる?
アライメントは一度調整すれば次の車検ぐらいまでは問題ないと思われがちですが、残念ながらアライメントは路面からの衝撃で少しずつずれてしまいますので、まずそこまで持ちません。
例えば、駐車場の輪止めに勢いをつけてタイヤを当ててしまったり、道路に空いた大きめの穴を通過してしまった時などにアライメントがずれるのです。
理由は単純で、アライメント調整を行う箇所がサスペンションアームの付け根付近にあるからです。
そこからロワーアームが伸び、タイヤがあり、さらにその先で路面と接しているのです。
てこの原理で、タイヤ部分では少しの力でも中心部分では大きな力になります。それゆえに定期的な調整が必要なのです。
HEICO SPORTIV JAPANではボルボのアライメントに関するデータを豊富に蓄積してきました。個々のクルマに最適なアライメント調整を行います。